ナノバブルについて


ナノバブルとは?

『ナノバブル』は、直径1マイクロメートル未満の超微細な気泡です。
小さな隙間にも入り込んで働き、私たちの生活を向上させる様々な効果をもたらす事が分かってきました。
この発生技術は、日本が世界に先行して研究が重ねられた最新技術であり、多くの分野で活用が進んでいます。

ナノバブルは、よく知られているマイクロバブルの100分の1程度の大きさで、目に見えないほど超微細な気泡です。
マイクロバブルを多く含んだ水は白濁しており、水中をゆっくり上昇しながら収縮し消滅してしまいます。
ナノバブルを含んだ水は無色透明で、見た目は普通の水と変わりが無く、刺激を与えることがなければ水中を漂い続け、消滅することなく数週間~数か月の寿命があると報告されています。

ナノバブルの技術 

ナノバブルは、日本で発見され研究が重ねられてきました。
赤潮で甚大な被害を受けたカキ養殖の救済から始まったナノバブルの応用は、トイレ清掃の時短や簡素化、野菜や魚の発育促進など、様々な効果が注目され、日本が世界をリードするテクノロジーとして、今では幅広い分野での活用と普及が急速に進んでいます。

清掃業

トイレ・エアコンなどの清掃

製造業

各種製造機器の洗浄

排水処理

上下水処理・土壌汚染の浄化

飲食業界

店内清掃・食品の鮮度保持

美容業界

頭皮洗浄・温浴、保湿効果

医療業界

医療機器、患部の洗浄

ナノバブルの特徴

環境負荷低減効果

道路、河川、鉄道などの社会基盤施設の整備・保全・効率化への応用

インフラ分野

実例:サービスエリアのトイレ洗浄に使用する水量などを削減

清掃時間

使用水量

洗剤使用料

出典:NEXCO西日本、NEXCO西日本高速道路メンテナンス中国(株)、(株)Ligaric

生理活性効果

人々が生活を営む上で必要となる、身近な家庭用の生活関連機器・設備などへの応用

一般生活分野

繊維の奥へ浸透、高い洗浄効果

シャワーでの肌の角層水分量

入浴後の体表面温度比較

出典:(株)MTG

ナノバブル特有の作用とナノバブルの技術を活用して、多くの分野で日本発の応用・実用化の事例が増えています。
国連が採択したSDGsの達成にも多くの面で貢献しています。